活動報告:第56回経済政策勉強会「ベーシックインカムの可能性」(7月21日)

投稿者: | 2018年7月21日

実施日:2018年7月21日
テーマ:ベーシックインカム
課題図書:AI時代の新・ベーシックインカム論(井上智洋著)
参加人数:27名
発表者:岩本真行(tsep代表)

※当日の配布資料はこちらからご覧頂けます

課題図書ダイジェスト
議論の論点

ベーシックインカムとは、収入の水準に寄らずすべての人々に無条件に、最低限の生活を送るのに必要なお金を 一律に給付する制度です。

例えば、その人の所得・資産の多寡にかかわらず、毎月5万円が給付されるというイメージです。

ベーシックインカムの議論は古くからなされていますが、賛成派と反対派に別れて議論は平行線上にあります。現在の生活保護制度よりも適用のハードルが低くなることから援助を必要とする方の捕捉率が上がること、新しいチャレンジをしたい方に自由な時間を提供できること、更に行政の審査コストが減ること等から制度の導入を推進するべきだと主張する方がいる一方で、人々が労働意欲の低下によって堕落するのではないかといった懸念から制度の導入に反対する方もいます。加えてよく議論されることはありますが、財源がないためベーシックインカムの実現が困難であると主張する方も多くいらっしゃいます。

本書の著者はベーシックインカムの導入には賛成の立場です。ベーシックインカムによる資金援助額が最低金額である限り、労働意欲の低下は生じないと考えているほか、財源についても税金と政府紙幣発行時の貨幣発行差益によって確保できると主張しています。そして今後AIやロボットの進化に伴い職を失う人がたくさん出てくる可能性がある中、新たな所得補償の仕組みとしてベーシックインカムの導入の必要性を強く訴えています。

今回の勉強会では、
・ベーシックインカム導入のメリット・デメリット
・AIやロボットが進化・普及した社会の姿
・近未来に必要とされる所得補償制度
等について討議しました。

当日はベーシックインカム導入の是非から、支援の対象者や支援額を踏まえた具体的な支援方法や制度の効果的な導入方法に至るまで活発な議論が行われる勉強会となりました。

<当日の流れ>

・開会挨拶
・TSEP概要説明(10分)
・課題図書ダイジェスト(45分)
・休憩(10分)
・グループディスカッション(70分)
・各グループによる発表、投票、表彰(20分)
・次回勉強会の告知、写真撮影、閉会挨拶(10分)
・懇親会(60分)

<当日の様子>

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