活動報告:第42回ビジネス勉強会「HRテックの衝撃」(12月21日)

実施日:2019年12月21日
テーマ:HRテックの衝撃
課題図書:『「科学的」人事の衝撃: HRテックで実現するマーケティング思考の人事戦略』(三室 克哉, 鈴村 賢治, 中居 隆 著)
参加人数:20名
発表者:酒井聡志

※当日の配布資料はこちらからご覧いただけます。
課題図書ダイジェスト
議論の論点

日本で人手不足が深刻化しつつあります。人手不足の中では、特に、労働市場から適切な人材を採用すること、人材育成を効果的に行うこと、育てた人材の離職を防ぐモチベーションマネジメントなどが重要になってきます。多くの企業がこれらをどうやるか悩んでいます。

そうした中で、注目を集めつつあるのが、HRテックです。こうしたヒューマンリソースに関わる諸課題を、テクノロジーにより解決しようとする動きです。実際に、HRテックに関わる様々なサービス、ソリューションが活況を呈しています。2019年はHRテック元年といっても過言ではないでしょう。

今回の勉強会では、このHRテックを題材に、
・企業における採用・育成・リテンションの課題は何か?
・そうした課題に対し、HRテックはどこまで解決策の武器となりえるか?
・HRテックが市場として拡大していくためのハードルは?
といった点についてディスカッションしました。

実際に人事業務に携わっている方、組織・人事のコンサルティングに携わっている方をはじめとして、多くの方にご参加いただき、活発な議論を行いました!

HRテックの起点となるのは「データ」。社員とはいえ個々人のデータをどこまで取得し活用することが許されるのか?報告者としては、そこのデータ取得の壁をうまく乗り越えないと、HRテックは広がらない可能性もあり得るかなと感じました。

いずれにせよ、人手不足という非常に大きな社会課題をとらえたHRテックという波は、今後も注目していきたいと思います!

<当日の流れ>
・開会挨拶
・TSEP概要説明(10分)
・課題図書ダイジェスト(30分)
・休憩(10分)
・グループディスカッション(70分)
・各グループによる発表、投票、表彰(30分)
・懇親会(60分)

<当日の様子>