活動報告:第55回経済政策勉強会「銀行の未来の姿」(2018年6月)

実施日:2018年6月16日
テーマ:銀行の未来の姿
課題図書:銀行はこれからどうなるのか(泉田良輔著)
参加人数:26名
発表者:平野勝長

※当日の配布資料はこちらからご覧頂けます

課題図書ダイジェスト
議論の論点

 

従来、銀行は、預金を集めて貸し出しや運用に回して利ざやを稼ぐというビジネスモデルでした。しかしながら低金利で収益環境が厳しさを増す中、経営合理化や収益源の多様化など生き残りへの改革を進めています。大手行の一部では、窓口で行員が接客する店舗の半減を決め、3メガ銀行の間でATMの開発や管理の共通化といったコスト削減で協調を探る動きも出てきました。この厳しい環境の中、規制業種で、打ち手が限られている銀行は、金融とITを融合したフィンテックの推進で乗り越える動きもみえてきました。

今回の勉強会では、銀行が直面する事業環境の変化を基に、
・現在の銀行の課題
・ITを駆使した新しい競合ビジネス
・今後、銀行が向かうべき事業の方向性
などについて議論を行いました。

決済の多様化に伴うキャッシュレス社会の進行により、接点の少なくなった銀行を様々な分野に属する参加者の皆様と話し合うことで、当日は活発な議論が行われる勉強会となりました。

<当日の流れ>

・開会挨拶
・TSEP概要説明(10分)
・課題図書ダイジェスト(45分)
・休憩(10分)
・グループディスカッション(70分)
・各グループによる発表、投票、表彰(20分)
・次回勉強会の告知、写真撮影、閉会挨拶(10分)
・懇親会(60分)

<当日の様子>