活動報告:第14回有識者討論会『日本財政の行方を考える』(2016年12月)
実施日:2016年12月17日
テーマ:日本財政の行方を考える
参考図書:『預金封鎖に備えよ』(小黒 一正 著)
参加者数:25名
登壇者:小黒一正氏(法政大学教授)
※当日の配布資料はこちらからご覧頂けます
GDP比200%以上の債務を背負い財政危機といわれて久しい我が国ですが、財政回復への道筋はいまだ厳しいといわざるをえません。高齢化社会からくる社会保障費の大幅な増加、人口減から来る日本経済の不透明な未来を鑑みると、財政再建は待ったなしといえます。財政危機からの再建には痛みもともない、我々国民にも今まで考えたことのないようなリスクが及びます。消費税増税の延期、異次元緩和、マイナス金利政策と目まぐるしく変化する中で国民はどのように備えればよいのでしょうか。
このような状況を踏まえ、元大蔵省(現財務省)官僚で、世代間衡平や財政・社会保障を中心に研究している小黒一正氏にご登壇いただき、『日本財政の行方を考える』をテーマに有識者討論会を開催しました。
・日本の財政問題の本質とはなにか
・財政危機のリスクとはなにか
・危機に備えた提言
を解説いただき、国民すべてに関係のある日本の財政問題について参加者の皆様と徹底的に討論いたしました。
■ディスカッションの論点
・日本が財政危機に陥っているもしくは財政改革に踏み込めない要因は何か?
・マイナス金利政策の是非
・20年後を見据え、財政再建を行うためには、どのような解決策が必要か?
<当日の流れ>
・開会挨拶
・TSEP概要説明(10分)
・有識者(小黒 一正 法政大学教授)による講演(60分)
・グループディスカッション(70分)
・各グループによる発表、投票、表彰(20分)
・次回勉強会の告知、写真撮影、閉会挨拶(10分)
・懇親会(60分)
<当日の様子>